新入学、新学期、就職とそろそろ疲れた! NO3

グリーンアスパラガス (疲労回復、貧血にも効果)

 ドリンク剤にも用いられるほどの疲労回復作用は、アミノ酸であるアスパラギンという成分によるもの。体内酵素アスパラギナーゼにより、アミノ酸の1種であるアスパラギン酸に変わり、新陳代謝を高め、糖質(炭水化物)や脂質をエネルギーにかえます。

細胞が生き生きと回復し疲れた体を元気にします。

 

主な成分  (穂先に栄養が凝縮)

 アスパラギン酸のほか、β‐カロテン、ビタミンB1・B2・C・Eやカルシウム、カリウムなどミネラルも含む。食物繊維やオリゴ糖も豊富なので、便通改善や悪玉コレステロール値の低下にも役立つ。

 

選び方

 穂:穂先は開いておらず、穂がびっしり詰まっているもの、穂先の下の首部分が太く

   ハリのあるものが新鮮。劣化するとこの部分から曲がってくる。

 茎:太さが均一で、まっすぐなものを選ぶ。鮮度が落ちると水分が抜けて細く、曲

   がってくる。

 色:緑が濃く、鮮やかであれば新鮮。変色が見られるものは茎が筋っぽく、味が落ち

   ているので注意。

 切り口:丸くてみずみずしいものが良品。切り口が乾いて繊維が目立っているものは

     避ける。

 

保存方法

 カップなどに水を少し入れて、立ててラップかビニール袋を被せて置くと鮮度を保てます。

*ゆでるときは、根元側からさきに、ゆですぎるとビタミンやルチンなど栄養が流出するの注意。炒め物は、片栗粉で固めたり、スープにするなど丸ごととる工夫を。

 

ごぼう  (便秘の解消、大腸ガンや糖尿病の予防に効果)

 ごぼうは、食物繊維が豊富で腸内環境を整える効果があり、便秘解消に役立つ健康野菜です。

 

主な成分

 ごぼうに含まれる不溶性食物繊維のリグニンには抗がん作用があり、日本でも増加傾向にある大腸ガンの予防効果が大きい。そのほか、食物繊維イヌリンが急激な血糖値の上昇を防ぎ、糖尿病を予防する。

 

選び方

 形:全体に太さが均一でまっすぐ伸びているものを選ぶ。

 弾力:握ったときにしっかりと弾力があるものがよい。軽く感じるものは古い

 表面:ごぼうは表面にシワがなく、上部の茎が新鮮なものを。太すぎたり茎が黒ずん

    でいるものは避ける。

 *洗ったごぼうより、風味を保ちやすく日もちもよいので、泥つきごぼうを選びたい

 

旬の野菜を摂取することで、健康生活の手出しけができます。日々の食事を楽しんでください。