昔から「冷え性は万病のもと」と言われます。冷え性の人は、体の隅々まで血液が巡っていないため、上半身はのぼせ、下半身は冷えた状態にあります。
女性にとっての冷え性は頭痛、肩こり、生理痛の原因にもなり、不眠症や更年期症状を重くすることもあるので、゛たかが冷え性”とは侮れません。
日常生活における過度のストレス、肉や砂糖の過剰な摂取、運動不足による筋肉の弱まり・・・これらの要素はいずれも血の巡りを悪くし、冷え性の状態にします。
冷え症の改善は、日常のライフスタイルを見直すことが何よりも大切なのです。
ストレスケア、食生活の改善、適度な運動を日常生活で実践すると共に、アロマやハーブを取り入れることにより、“万病のもと”である冷え性のない体づくりをしましょう。
飲み物は温かいハーブティーがおすすめです。
・ウコン :強肝作用と抗酸化作用を併せもつので、体の滋養強壮に役立ち
ます。体力のない冷え症の人に。
・ジャーマンカモミール:鎮静作用と体を温める作用があるので、生理痛のある人や体
が冷えて寝付けない人に。
・ジンジャー(パウダー):消化器系の機能を高めると共に、体を温めて活性化します
紅茶やハーブティーに少量加えて飲用します。
・ルイボス :代謝を促して血行を促進します。活性酸素除去酵素を豊富に
含むので、老化防止の効果も。
・イチョウ :血行を促し抹消の血液循環を改善します。特に、手や足の先
(サプリメント) などの末端が冷える人に。
芳香浴やアロマバス、オイルマッサージは、心身をリラックスさせて冷え症の改善に
有効です。香りを楽しみながら継続的に実践しましょう。
・オレンジの芳香浴
アロマライトに3~5滴たらして焚いたり、ティッシュに1~2滴たらして枕元へ
・土佐小夏のアロマバス(半身浴)
自然塩ひとにぎりに土佐小夏4滴をたらして混ぜ合わせ、浴槽に入れてさらによく
混ぜます。湯はややぬるめにして胸の下まで浸かり、15~20分ゆっくりと温ま
ります。上半身が冷えないように肩にタオルをかけます。
*柑橘系の血液循環を高めるので、高知ユズ、オレンジ、レモン、グレープフルー
ツ、ベルガモットなどで好みで選びます。
・四万十ショウガのフットバス
洗面器かバケツにやや熱めの湯を入れて四万十ショウガ2滴をたらし、よくかき
混ぜてから10~15分間、足をつけ入れます。
・高知ユズとラベンダーのオイルマッサージ
マカデミアナッツ油(またはホホバ油)9mlに小麦胚芽油1mlを加え、更に
高知ユズ1滴とラベンダー1滴を加えます。小麦胚芽油を加えることにより、血行
を促進すると共に細胞の酸化(老化)を防ぎます。
・オイルマッサージのためのおすすめブレンド
●オレンジ1滴&ジンジャー1滴
●グレープ フルーツ1滴&ジンジャー1滴
●高知ユズ1滴&ローズマリー1滴
*肌に刺激を感じた場合は、マッサージをお控えください。
夏に向けて冷え、むくみは最悪です。早めに改善、予防をしてみてはいかがでしょう。
次は、ダイエットについて話していきます。